CT値の基準は水
CT値は相対的な値であり、基準となる物質があります。それが水です。
水を0として他の物質がどれだけ差があるかを表しています。
このCT値は最大値と最小値があり、最小値は空気の‐1000、最大値は骨の1000となります。
空気のCT値 : ー1000
水 のCT値 : 0
骨 のCT値 : +1000
CT値は物質の線減弱係数によって決まる
線減弱係数とはX線が物体を通過してX線が減弱したときに「どれだけ減弱しやすいか」を表した数値μです。
CT値はこの線減弱係数μを使います。
線減弱係数μ 大 → 物質を通過しても減弱がしにくい → CT値 大
線減弱係数μ 小 → 物質を通過すると減弱しやすい → CT値 小
CT値の求め方
CT値はこの式で求められます。
水を通過するとき CT値=0
μ=μwということなので、
水のCT値は0となります。
水の2倍の線減弱係数をもつ物質を通るとき CT値=1000
μ=2μwなので、
空気を通過するとき CT値=-1000
空気は減弱されないためμ=0なので
まとめ
CT値を求める式は国家試験で頻出問題です。必ずおさえておきましょう!
ではでは、また明日~♪
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